・香港ドルは米ドルとペッグしてるから円の為替リスクヘッジを行える。
1983年より香港ドルは、1米ドルあたり7.75HKD前後のペッグ制をとっています。
香港の米ドルペッグ制はカレンシーボード制であり、1香港ドルの発行ごとに相当する米ドルを保有する必要があります。
カレンシーボード制がどのような政策か簡単に言うと、香港内に流通させる香港ドルに見合っただけの米ドルを、香港の中央銀行である香港金融管理局が保有するという制度になります。
このように香港金融管理局が香港ドルを発行する同じ量の米ドルを保有する必要がある為、保有する米ドルに香港ドルが保証されるため、為替レートを固定するというカレンシーボード政に確約をもたせることができます。
発券銀行であるHSBC、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行が香港ドル銀行券を発行する際に、発行額に相当する額の米ドルを香港金融管理局に預託することになります。
つまり、カレンシーボード制により、香港金融管理局は香港ドルを流通させる量に見合った米ドルの保有を義務づけられる為、無秩序に通貨増発が出来なくなり、インフレリスクがほぼ無くなるといえます。
これらの理由により、香港ドルは為替リスクヘッジがされている通貨と言えるため、私がおすすめする理由となります。
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